MERINO AIR HOODYの持つ汎用性についてヘビーユーザーのKentaroさんに聞く

Kentaroさんに聞く〈MERINO AIR HOODY〉の活用法。
  • Photograph:Nobuhiko Tanabe
  • Text:HERENESS

寒さも本格化し、空気は一層澄んでいる。厳しい寒さと引き換えに出会えるクリアな景色が、体を動かすよろこびを増幅させてくれる。

HERENESSの〈MERINO AIR HOODY〉は、まさに冬のランニングや、標高の高い山への登山で有用なウールニット。このアイテムは、保温と通気という相反する機能が備わっていることが最大の特徴だ。独自の立体的な組織はデッドエアを溜め込んで、薄手でありながらもしっかりと保温してくれる。ニットならではの通気性で、運動中も蒸れることはない。

HERENESSが実現した“走れるウールニット”が最も活躍するシーズンを迎えているため、今回はリアルユーザーの一人に登場してもらった。実際の着用シーンとそのインプレッションを聞かせてくれたのは、ポッドキャスト番組『Replicant.fm』でお馴染みのKentaroさん。毎週月曜更新の番組は、多彩なゲストを招き、バラエティに富んだトピックスを独自の視点で届けるリアルトークが評判で、多くのリスナーの心を掴んでいる。ロードランや自転車、トレイルランなど、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しんでいる彼は〈MERINO AIR HOODY〉の発売当時から使い続けてくれている。

ランニングのある日常

Kentaroさんの日常にはランニングがある。ランニングとの出合いはポッドキャストを始めるのと時を同じくしていた。

「ロードランを始めたのは2018年、誘われてノリで出たOMM LITEがめちゃめちゃ面白くて、『ランナーの才能あるんじゃないの?』なんて煽てられたりして。その年末に今度はまた別の友人に、フルマラソンに出ないかと誘われたんです。初めてのフルマラソンに向けて練習してみようかな?ということで、定期的に走るようになりました。約半年間の練習で初のフルが4時間を切れたので、もう少し真面目に練習をしてみようかなと。次の板橋シティマラソンでは3時間30分台を出して。伸び盛りの時期ってあるでしょ(笑)」

レースの結果を追求するなかで、Kentaroさんの「走る練習」に火がついた。この時、SNSに「#走る練習」をつけた投稿からオリジナルプロダクトも生まれ、カルト的人気を誇るコミュニティと化していく。ロードラン以前から関わっていたピストバイクやロードバイクといった自転車カルチャー、新たに始めたトレイルランまで、Kentaroさんが取り上げるトピックはどんどん拡大していった。

ギアへのこだわり 

自身でアパレル制作を手がけるほど、Kentaroさんのギアへの思い入れは強い。アクティビティのサポートとなるウェアを作るとき、あるいは買うときには外せないこだわりがあるという。

「僕がギアを選ぶときの一番のこだわりは、におわないこと。ランニングウェアは何度も繰り返し着るとどうしても汗のにおいが染みつくし、自転車のときは着ている時間が長くなることも多い。その点で、メリノウールの防臭性能を知ってからは、買うにしても自分で作るにしてもメリノを選ぶようになりましたね。

HERENESSの〈MERINO AIR HOODY〉はメリノウールを使っていて、なおかつ僕の好きなポイントを突いているんです。アームを包むサムホールも、ネックウォーマーをわざわざ持たなくてもよい首元も、痒いところに手が届いた一着。スポーティすぎないデザインも気に入っています」

スポーツウェアに必要な吸湿速乾性を持つポリエステルだが、においやすいという弱点がある。このにおいを克服する天然ウールは、選択眼を持つKentaroさんを虜にした。着心地にこだわるHERENESSにとって最重要素材であるメリノウールのクオリティはKentaroさんを満足させることができたようだ。

MERINO AIR HOODY の汎用性

Kentaroさんがさまざまなシーンで活用し、証明してくれたのは〈MERINO AIR HOODY〉の汎用性の高さ。購入を検討している方や、すでに持っている方にも参考になりそうな実際の着用シーンやお気に入りのポイントを聞いた。

「走る時には、下にまた一枚メリノウールのTシャツ(SMOOTH WOOL T-SHIRT)を着ています。風が強い時には、シェルを重ねることでデッドエアを保ちウールの暖かさを実感できます。シェルを脱げば、ニットの編目が一気に放湿してくれるので蒸れることがありません。最近朝は寒いので、あたたまるまでは一枚羽織っていますね」

「自転車に乗るときは、防風になるのでバラクラバを被ります。もちろん出かける前には天気を確認しますよ。気温や風、山の標高なども考慮してウェアと持ち物を決定します。一日のうちにアクティビティを切り替える場合や、気温の変化が予想しずらい山の中でも、ウールのミッドレイヤーは安心感がありますね」

また、編みのテクスチャやスリムなシルエットから日常使いも可能なデザインについてもコメントをくれた。 

「最近では気持ちいいから、楽しいから、という単純な理由で走っています。始めた頃はタイムを縮めたくて追い込むトレーニングも結構やっていたけど、徐々にリラックスして走るスタイルにシフトしてきました。走ったままどこかに寄るにも違和感がなく普段使いもできるデザインが、今の自分にフィットしていますね。ライドの後のご飯もジャージで行くより自然で問題なし。汎用性が高くて、一枚あると本当に便利ですね」

寒い時期のランニングはウェアひとつで快適さを分ける。この冬も保温性と通気性を両立した〈MERINO AIR HOODY〉が、芯からからだをあたためるツールとしてランニングを楽しむみなさんのサポートとなれば嬉しい。

〈着用アイテム〉

MERINO AIR HOODY(MEN) ¥19,800(taxin) Size:S
LIGHT STRETCH PACKABLE JACKET(MEN) ¥17,600(taxin) Size:M
Econyl®︎ LONG TIGHTS(MEN) ¥9,900(taxin) Size:S
FOCUS CAP ¥6,600(taxin)Size:Free

【モデル:168cm】